平成26年12月法語

 毎自作是年(まいじさぜんねん)

 以何令衆生(いがりょうしゅじょう)

 得入無上道(とくにゅうむじょうどう)

 速成就仏身(そくじょうじゅぶっしん)


 今月の法語は、妙法蓮華経如来寿量品第十六の最後の一節です。

観音経などと共に、天台宗では朝夕の勤行や法要の時に読誦する重要な経典の一つです。


 この一節を書き下しにすると、

「毎に自ら是の念を作す、何を以てか衆生をして、無上道に入り

速やかに仏身を成就することを得せしめんと。」

となります。


 今度はこの一節を意訳してみます。 

「仏である私はいつも、多くの者たちがどのような道を行なおうとするのか、

行なおうとしないのかを知り、それぞれの者にふさわしい教えの道を説き示すのである。

すなわち、どのようにして多くの者たちを無上の仏道に入らしめて、

速やかに仏の徳性をその者の上に成就せしめるか。ということをいわれた。」

という意味になります。


 お釈迦様は、我われが日々、どのような生活をしているのかを知っていて、

善い事を行っているのか、悪い事を行っているのかすべてお見通しです。

それぞれの縁に応じて、教えを説いてくださっているのです。

そして、どの様にして、人々を悟りの世界へと導こうかと常に考えておられるのです。


今年も残すところ、あとわずかです。

仏様やご先祖様にお守りいただいた1年はいかがだったでしょうか。

今年1年間の自分自身を振り返り、

善い所はますます伸ばし、悪い所は反省し、2度としないよう努力しましょう。

来る新年を新たなる気持ちで迎えましょう。                    合掌