平成26年10月法語

(がん)()()()(どく) ()(ぎゅう)()(いっ)(さい)

()(とう)()(しゅ)(じょう) (かい)()(じょう)(ぶつ)(どう)


先月の法語は、お経を読むに先立って読む偈文である「開経偈」でした。今月は、お経を読んだ最後にお唱えする偈文である「()(こう)(もん)」です。

この回向文は、『妙法蓮華経』の化城喩品からの文で、書き下しにすると、

(ねが)わくは()功徳(くどく)(もっ)て、(あま)ねく一切(いっさい)(およ)ぼし、我等(われら)衆生(しゅじょう)と、(みな)(とも)仏道(ぶつどう)(じょう)ぜんことを。」

となります。「開経偈」と同じく、この書き下し文で読誦されることもあります

 「願わくは、この経典を読誦した功徳を、あまねく一切の生ける者たちと分かち合い、それらの人々と共に、皆さとりの道を成じていきたいものであります。」

という意味になります。

 回向とは、修めた善行・功徳を他者にふりむけることです。この偈文では、これまでの読経の功徳を自己のみならず他者にもふりむけて、ともにさとりに向かおうという決意を述べています。

 毎日、読経するということは、毎日、読経の功徳をご先祖様、家族、友人、知人にふりむけていることになります。

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