平成25年9月法語「観察」

「動物の生態を観察する」というように、物事の真の姿を間違いなく理解しようとよく見ることを「観察」(かんさつ)と言います。

 

実は、この「観察」は仏教用語なのです。読み方も「かんさつ」ではなく、元来は「かんざつ」と読みます。「ものごとを心の中に思い浮かべ、その姿を熟考すること」と意味も少し違います。

 

「かんさつ」も「かんざつ」も注意深く意識を傾ける点では共通していますが、「かんさつ」はその意識が外の世界に向いているのに対して、「かんざつ」は精神世界という内に向かうという違いがあります。

 

私たちは、とかく他人を含め自分の外のものを観察して、いろいろと評価しがちですが、今月は、自分自身の内面を観察して、「自分」を見つめなおしてみたらいかがでしょうか。きっと違った自分に出会えるはずです。   

                                 合掌